3Dプリンター作品作製記録(2020年6月12日:木目調印刷について)

こんにちは、としきです。

今日の岡山は蒸し暑さが半端なかったです。

朝から暑さで頭がぼ~としてました。
というか、夜中に暑くて目が覚めてしまいました。しんどかった。

岡山は、気温というより湿度の影響でしょうが、体感のむしむし感が半端ない気がします。

そんな中ですが、何とか3Dプリンターに関する取り組みも進めています。

今日は、木目調の印刷に関してです。

これは、フラッシュフォージの3Dプリンターで活用できる方法になります。

ウッドライクフィラメント(木材フィラメント)というのがあるのをご存じですか?

PLA樹脂をベースにして、実際に木材の粉末を混ぜて込んで作製してあるフィラメントです。

このウッドライクフィラメントをしようするとまるで本物の木を使って作ったような質感の作品を3Dプリンターで作ることができます。

これはこれで作品の幅が広がって好きです。

ただ、質感は木に近いものができますが、これだけだと木目は再現できていないので、木の原木から削り出したような印象はうすいんですよね。

そこで、今回、YouTubeで手軽に木目を付ける方法が紹介されていたのでやってみることにしました。

この方法は、フラッシュフォージの3Dプリンターを使っている場合限定にはなります。

実際には、「FlashPrint」というフラッシュフォージの3Dプリンター用のスライサーソフトの機能を使う方法です。

先に作ってみた現物を見てもらってから紹介したいと思います。

まだ表面の仕上げをしていないので、ところどころ糸引きとか残ってますがご了承下さい。

上の2つの本棚ですが、右側が特に何もしていない一般的な印刷方法です。

それに対して、左側の本棚は斜めに色の濃い部分と薄い部分が交互に見られると思います。

これが、今回の印刷条件の変更により木目調にした作品です。

一目で違いがわかりますよね♪

使い方によって、木を削って作ったように見せることが出来ます。

今回は、ちょっとお試しでくどくしすぎた感がありますが、設定方法を覚えることが出来たし、再現できることの確認も取れました。

思うんですが、多くの人の印象として、「樹脂」は、型に流し込んで形を作れば大体の形は作れるって印象だと思うんですよね。

それに比べて、木を削り出す場合、どうしても元の形から彫刻刀とかで彫るわけで、複雑な形を作るのは難しいものだという印象が強いと思います。

手作りの印象もあり、材料自体の個性によるばらつきもあって、ちょっとカクカクしてても味があるように感じたり。。。

つまり、そんな木材で複雑な形状を掘ったように見せることができるとそれだけですごい!!という印象を植え付けることができそうです。

木製というだけで、どことなく癒し効果まで発揮してくれそうですしね。

なので、とっても重宝する技術だと思います。

FlashPrintの画面

ここからは、フラッシュプリントの設定に関してです。

とは言え、あまり語ることはなくて、一番は私が参考にさせて頂いた下記サイトのYouTubeを見て頂けたらと思います。

設定方法YouTubeリンク:麦茶さん
【3Dプリンター】まるで木彫り?3Dプリンターで木目調プリント

簡単に解説すると、ソフトを立ち上げた左上のリボンに「ファイル」という項目があります。

この中の、初期設定⇒スライス⇒プリントウインドウタイプ

という風に選択してもらうと、選択肢が初めは「基本モード」になっていますが、これを「エキスパートモード」に変更します。

そうすると、スライスをしようとしたときの画面が変わります。

これが変化した後の画面です。

使用されている方は、項目が増えていることを見て取れると思います。

この中で、「レイヤー高モード」という項目を「可変レイヤー高」に変え、可変レイヤー高の編集で、高さごとの精度(ピッチ幅)を設定することが出来るようになります。

この画面で、右端に「レイヤー高さの追加/削除」と高さを選んで右クリックすると出るのでこの中で、高さ毎のレイヤー高さを追加(15%~100%の数値を変更してプラスボタンを押しましょう)します。

そうすることで、レイヤー高さを場所によって変え、その違いが色の変化とし現れます。

もしフラッシュフォージの3Dプリンターをお持ちでしたらぜひお試しください。

今回、私が使ったフィラメントは、

FlashForgeの公式オンラインストアで売っている「木質500g(ダーク)」です。
他に色がもう少し薄い「木質500g(ライト)」も販売されています。

もし、FlashForge以外の3Dプリンターを使用している場合、Amazonなどでウッドライクフィラメントは販売されています。

今回の様な木目調の印刷ができるかはわかりませんが、ウッドライクフィラメント自体がおもしろい材料なのでよかったら試してみて下さい。

Amazonサイトリンク:Pxmalion Wood ウッド 3Dプリンター用木造フィラメント素材 マテリアル木材木質材料 1.75mm径 正味量1KG(2.2LB) 精確度+/- 0.03mm ほとんどの3Dプリンターと3Dプリントペンが適用 (浅木色)

印象としては、ノズルの温度は設定温度範囲で高めに設定したほうがきれいに印刷できます。温度が低いと上手くくっつかずばらばらにほどけてしまうので初めに確認してみましょう。

それでは(^^)ノシ

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この記事を書いた人

初めまして。3Dモデリングを専門に行っています。
作品は、メターバースでのアバターや、ワールド作成。
また、3Dプリンター、CG、アニメーションなどに活用しています。
モデリング系ソフトは、blender、unity。3Dプリンターは、Qholia(クホリア)と、光造形装置を使用しています。
見て楽しんでいただけるような作品を作りたいと思います。

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